docker-composeとは
- 「docker-compose.yml」というファイルにコンテナの構成情報を定義することで、同一のホスト上の複数のコンテナを一括管理できます。
- docker-composeコマンドを実行すると複数のコンテナをまとめて起動したり停止したりできます。
yaml形式
- YAMLは、構造化されたデータを表現するためのデータフォーマットです。
- YAMLは、Pythonのようにインデントでデータの階層構造を表します。
- インデントはタブではなく、半角スペースを使います。
- YAMLでは、データの先頭に「-」を付けることで配列を表します。
- 「-」の後ろには半角スペースを必ず設けます。
書き方(Djangoプロジェクトのサンプル)
image
Dockerコンテナの元になるベースイメージを指定するときに使います。
イメージの名前またはイメージIDを指定します。
build
imageを指定するのではなく、Dockerfileからビルドしてベースイメージにする場合はbuild
を指定します。
build
にはDockerfileのファイルパスを指定します。
このときのカレントディレクトリはdocker-compose.yml
が格納されているパスになります。
ピリオドを指定するとカレントディレクトリを指します。
depends_on:
複数のサービスの依存関係を定義するときはdepends_on
を使用します。
自分よりも先に開始したいコンテナがある場合は以下のように記述します。
※先に開始するだけであって起動が終わるまで待つわけではない点に注意が必要です。
コマンド
docker-composeの作成/起動
docker-compose
コマンドはyml
ファイルが格納されているディレクトリ内でのみ実行できます。
一度作成した後も再びこのコマンドで起動できます。
コンテナの確認
複数ディレクトリに同一のyamlがある場合
dir1で起動したあとにdir2でdocker compose up -dすると以下のようなエラーになり起動することができません。
docker-composeの起動
docker-composeの停止
複数のコンテナを一括して停止することができます。
docker-composeの削除
削除するには次のコマンドを実行します。
コンテナに入る
docker-compose up -d
で立ち上げたコンテナ内に入るには以下のコマンドを実行します。
サービス名はdocker-compose ps
で確認できます。
コンテナから抜ける際にはexit
コマンドを実行します。