この記事では、LAMBDA関数の簡単な使い方について解説していきます。
LAMBDA関数を使用すると、自分が作成した関数に好きな名前を付けていつでも呼び出して使えるようになります。
LAMBDA関数の書き方について解説します。
基本的な数式の形は以下のとおりです。
=LAMBDA(x,y,x+y)(1,2)
では早速Excelを開いてA1セルに=LAMBDA(x,y,x+y)(1,2)
と入力してみましょう。
LAMBDA関数が実行されてA1セルに3
と結果が表示されました。
この数式をどう読むと結果が3
になるのか、次で解説します。
LAMBDA関数の読み方について解説します。
簡単に図解すると以下のようになります。
x,y,z,a,b,c
と続けて書きます。(1,2)
と指定することはx=1,y=2
と代入することを意味します。つまり、A1セルに3
と表示されていたのは、1+2
という数式が実行されていたからだったのです。
LAMBDA関数の読み方が分かったところで次は使い方(呼び出し方)の解説です。
LAMBDA関数のメリットは、自分が作成した関数に好きな名前を付けて保存して、それをいつでも呼び出して使えることです。
それでは早速=LAMBDA(x,y,x+y)(1,2)
に名前を付けて保存して呼び出してみましょう。
自作したLAMBDA関数に名前を付けるには以下のように操作します。
「数式タブ」>「名前の管理」の順にクリックします。
続いて「新規作成」をクリックし、以下のように入力します。
項目 | 入力内容 |
---|---|
名前 | 自作したLAMBDA関数に好きな名前を付けることが出来ます。 |
範囲 | この関数を今開いている「ブック」で使えるようにするのか、今表示している「シート」だけで使えるのかを選びます。 |
コメント | 関数についての説明を記述します。 |
参照範囲 | 自作したLAMBDA関数を入力します。※引数部分については入力しません。 |
=LAMBDA(x,y,x+y)(1,2)
という関数を作成した場合、上記の画面に入力するのは=LAMBDA(x,y,x+y)
の部分のみです。(1,2)
の部分は入力しません。
「OK」をクリックして以下のように表示されていれば、関数の登録は完了です。
動作確認用に以下のように値1の列と値2の列を用意しました。自作したLAMBDA関数を呼び出してみます。結果列で=tashi
と打ち始めると、先ほど登録した自作関数が現れます。
自作関数を入力し、引数を入力すれば、以下のように結果を表示することが出来ます。
以上