SpringBootはWebアプリケーションですが、どこかのサーバに配備しなくてもデスクトップ上でアプリのように使うこともできます。この記事では、VSCodeを使って自分が作成したSpringBootのWebアプリケーションをJar化して誰かに配布して、デスクトップ上で実行する手順を解説します。
Mavenで作成した場合
Mavenで作成した場合の手順を紹介します。以下の手順でSpringBootのMavenプロジェクトを作成します。
Jar化する方法
VSCodeでプロジェクトを開いたら、MavenのPackageを実行します。
以下のように「BUILD SUCCESS」と表示されることを確認します。
プロジェクトのtargetフォルダを開いてjarファイルが生成されていることが確認できればOKです。
Jar化したアプリの起動方法と終了方法
jar化したアプリを実行するには2つの方法があります。
- jarをダブルクリックする方法
- コンソールからコマンド入力で実行する方法
jarをダブルクリックする方法
jarをダブルクリックして実行するには、targetフォルダ内に生成されたjarファイルをダブルクリックするだけでOKです。
しばらく立ってからブラウザでhttp://localhost:8080/
にアクセスするとアプリが起動します。
起動したアプリを終了するにはタスクマネージャよりJavaのタスクを見つけて削除するだけです。Javaがどのプロセスで起動したのかわかるようにプロセスIDを画面に表示するようにアプリ化すると良いでしょう。
コンソールからコマンド入力で実行する方法
コンソールからのコマンド実行でアプリを起動する場合は、jarファイルが格納されているフォルダに移動後、コンソールを開いてjava -jar .\demo3-0.0.1-SNAPSHOT.jar
と実行するだけです。
アプリを終了するには、コンソール上で「ctrl + c」を入力する方法と、タスクマネージャよりJavaのプロセスを削除する方法があります。
Gradleで作成した場合
Gradleで作成した場合の手順を紹介します。以下の手順でSpringBootのGradleプロジェクトを作成します。
Jar化する方法
VSCodeでプロジェクトを開いたらコンソールよりgradle build
を実行します。「BUILD SUCCESSFUL」と表示されることを確認します。
「build\libs」配下を確認し、jarファイルが生成されていればOKです。
Jar化したアプリの起動方法と終了方法
起動方法と終了方法はmavenの場合と同じです。「build\libs」配下のjarを対象にダブルクリックしたりコンソールから起動してみてください。
以上で記事の解説はお終い!
もっとJavaやSpringを勉強したい方にはUdemyがオススメ!同僚に差をつけよう!
以上です。Good Luck.